今の会社では、毎年9月頃に健康診断を受けています。ずっと健康体でしたが、昨年はBMIと血圧と腹囲がひっかかりました。でもその基準値が不思議なのです。日本独自の基準なのでしょうか?
まぁBMIと腹囲は自分でも太ったと感じていましたから納得できます。ちなみにBMIは27.3で要経過観察、腹囲は89.5で要注意となっていました。
不思議なのは血圧です。144で高血圧の診断です。判断基準は130らしいです。年令に関係なく。近年その基準になったようですが、根拠は不明です。
実は日本の基準は、国際的な基準から大きくかけ離れているようです。海外から失笑を買っているらしいその基準値の違いを見てみましょう。
健康診断の基準値 BMIの場合
日本におけるBMIの基準は、18.5~24.9が標準です。25以上は肥満判定になるわけですね。
対して国際基準で「肥満」とされるのは30以上となっています。
その差5。この違いはどこからくるのでしょう?
まぁ、西洋人と日本人の体格差とかがあるのかもしれません。
でも計算式はBMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))ですから、それを加味した値だと思うわけです。
ちなみに私が肥満と判断された27.3は、国際基準からするとまだ標準体ってことになります(笑)。
でも、そのときはたしかに太っていましたし、お腹も脂肪でぶよぶよでしたから、事BMIに関しては日本基準が正解なのかもしれません。
だとしても納得出来ないことが一つあります。
自宅の測定結果と健康診断の測定結果に数キロの体重差があることです。毎年必ず。
まぁ、32ロ~4キロ位までの幅はありますけど。
もちろん、会社の健康診断で体重を測るときにはパンツ一丁になったりせず、服を着たまま測ります。でも、服の重さが数キロなんて絶対にあり得ません。せいぜい1キロくらいのものです。トレーニングでウエイトを付けているわけじゃないのですから^^;。
“o(-_-;*) ウゥム…なんか体重計に細工していない?
BMIで引っかかる人を多くするためにさ…
っていうのが、今の私の本音だったりします。
健康診断の基準値 血圧の場合
血圧は、日本基準と国際基準に違いはありません。どちらも130/85となっています。
ところが、2011年の1年間に日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が行った調査結果は異なる値となっています。
人間ドックを受診した150万人のうち、健康な約1万人のデータを調べたところ、147/94が正常な範囲だったのです。それを基準値とするなら、私の144は要経過観察ではなく異常なしです。
そして、1987年の高血圧の基準値は180でした。それがいつの間にか引き下げられて、当時なら健康体と診断された人が高血圧の仲間入りすることになったわけです。
ちなみに、130/85の基準になったことで高血圧者が2500万人も増えたのだとか。
その結果、降圧剤の売り上げも膨れ上がることになります。これって何らかの意図を感じませんか?
また、それとは別に測定器に対する不信感もあります。
何故なら、測る度に結果がずいぶん違うからです。
これまでの私の経験では、測る時の姿勢が少し違うだけでも測定値に大きなズレが出ています。
今の血圧測定は機械が自動的に行ってくれますが、昔の健康診断はお医者さんがプシュプシュしながら目盛りを眺めて測定してくれました。その測定方法に信頼感を感じて、機械測定に不信感を感じるのは私だけでしょうか?
健康診断の基準値 腹囲の場合
日本における腹囲の基準は男性で85センチ、女性で90センチです。
一方国際基準では、男性が90センチ、・女性が80センチなんですね。そしてこの日本基準がどうやら失笑を買っているようです。
その理由は一目瞭然です。日本基準は女性が男性より上回った数値になっているからです。
厚生労働省は、女性は男性よりも皮下脂肪が多いからと説明したのだとか。
一方、とある医師はそもそも日本の腹囲の測り方がおかしいと指摘しています。へその位置で測ると女性の場合骨盤が含まれてしまい、その結果男性より基準値が多くなるのだと。
国際的には、肋骨の下と骨盤の上の間の骨のないところで測定するのが普通で、骨盤を含めたら内臓脂肪を測れるわけがないだろうと、笑われているようです。
確かにもっともな話で、専門的な医学知識がなくても分かりそうなことです。
なのに、医学の専門家がわざわざ骨盤を含めて測る方法を取り入れているのは、なにか意図があるのではと疑われても当然でしょう。
結局、BMIでも血圧でも腹囲でももやもやっとした測定方法なんですよね。
あなたはどう感じたでしょうか?
まとめ
本来異常ではないのに異常とされ、不要な治療を受けたり不要な投薬をされたら、かえって健康を損なうことになりかねません。利益のためなら平気で嘘をつく世の中ですから情報の吟味が必要です。
『「血圧147」で薬は飲むな』という本があります。それによると、日本は健康基準を厳しくすることで、製薬業界が儲かる仕組みが作られてきたのだとか。自分を守るのは自分自身ということなのでしょう。
あなたの健康診断の結果が万が一芳しくないものだったしても、健康体である可能性は十分にあるのです。
ただし、自己判断では禁物です。念のためにかかりつけのお医者さんに診断してもらうことをおすすめします。