寝室がフローリングだったり部屋が狭かったりすると、折りたたみ式のベッドが欲しくなります。フローリングだったら湿気で床を痛めないためですし、狭かったら空間を有効に活用したいからです。
そして、安価でその欲求を満たしてくれそうなのがすのこベッドではないでしょうか?
私は両方の欲求を満たしたくてすのこベッドを購入しましたが、今は使っていません。いつの間にかカビでいたのと、ちょっとしたことで壊れてしまったからです。
その時の経験を元に、すのこベットの注意点についてご紹介したいと思います。
すのこベッドはカビやすい?
すのこと言うと、押し入れの中に湿気対策で敷くのが一般的だと思います。なのですのこベッドなんて聞くと「きっと通気性が良くて布団が湿気ったりしないんだろうな」って思うのではないでしょうか?
確かにすのこベッドは通気性が良いのですが、それを過信する余り逆にカビやすくなってしまう可能性もあります。つまり「すのこベッドだから布団を敷きっぱなしでも大丈夫だよね」って考えがカビの温床になるわけです。
すのこベッドは床と布団の間に空間ができますから確かに通気性はいいんです。でもすのこそのものに除湿機能があるわけではありません。
安心しきって布団を敷きっぱなしだと、すのこだって湿気ってしまいます。その行き着く先はカビの温床になるわけです。
実は、私はすのこベッドにするまでは晴れていれば必ず布団を干していました。それが面倒ですのこベッドにしたのですが、その結果万年床状態になったのです。
そしてある日気がつくと、布団の裏にもすのこにもびっしりとカビが生えていたのでした^^;。
「すのこベッドはカビない?」
いいえ、しっかりとカビます。確かにカビが生えるまでに若干の猶予はあるかもしれまえせんが、安心しきっていると絶対にカビます。
なので、毎日布団をたたんだり、すのこベッドを陰干ししたりと、定期的なメンテナンスをすることをおすすめします。
すのこベッドは強度不足?
私が購入したのは1万円を少し越えるくらいの物でしたから、それなりの品質だったのかもしれません。
どういう意味かというと、板の一部が割れてしまったのです。
前章で触れた通り、すのこべっどであっても万年床ではカビが生えてしまうことがわかったので、定期的に布団を干すようにしてました。
で、すのこベッドの板に膝をついて布団を持ち上げようとしたら
「ミシッ!バキッ!」
って感じで板が折れました…
自分では体重をかけたつもりはありませんでしたが、一点に重心がかかってしまったことがいけなかったのでしょう。
そもそもすのこって、角材に板を打ち付けただけのものですから、一枚一枚の板の強度は決して強くありません。板全体で重量を支えているわけですから、一点を集中的に責められると弱いみたいです。
決して意図したわけではありませんが、結果的にその弱点を突いてしまいました(ノ_-;)ハア…
そしてその結果思ったことは「もしかして布団を敷いた上からでも、膝をついたり上に乗っかったりして1枚の板に体重がかかったら割れるんじゃない?」ってことでした。
すのこベッドはもう少し高価で丈夫そうなものに買い替えましたが、板の一部に極端に重量がかかるような乗り方はしないように気をつけているのは言うまでもありません。
すのこベッドにマットレスは必要?
私は沈み込むような布団が苦手なので、すのこベッドには直接布団を敷いています。
ただ、すのこベッドがカビたり壊れたりしたときに、同じような人もいるのかと思って検索した結果判明したことがあります。
それは「カビや板割れにマットレスが有効かもしれない」という事です。
すのこと布団の間にマットレスがあることで、布団の湿気はマットレスに吸収されますから、すのこに直接湿気が移ることを防ぎます。
そしてマットレスは布団とくらべるとずいぶんしっかりした作りですから、たとえその上で膝をついたり乗っかって体重をかけたとしても、その重量が適度に分散されるわけです。
ただ、すのこベッドのサイズはマットレスよりも小さいものが多いので、マットレスを敷いてもベッドからはみ出る形になってしまいます。
はみ出た部分は支えがなくて危険ですから、マットレスを使わない人も多いようですが、それを差し引いてもメリットが有るように思えます。
もしもあなたが、ふわふわ感が好きなタイプでしたらマットレスを利用するほうがすのこベッドの良さを十分に引き出せることでしょう。
そうではなく、私と同じように沈み込む感じが苦手でしたら、こまめに布団を干してベッドを陰干しして、横になる時起きるときには、極力一部に体重がかからないように注意して乗り降りすることをおすすめします。
まとめ
すのこベッドってロールタイプもありますよね。最近私は、ロールタイプもいいかななんてと考えています。
ござイメージと言うか、クルクル巻いてコンパクトに出来るのが魅力的かなと。
ベッドタイプであってもしっかりと布団を干す必要は有るわけですから、省スペースを考えるならロールタイプに一票って感じです。
実際に購入したら、またその体験を記事にしようと思っていますのでお楽しみに^^。