幼稚園への入園準備で一番大変なのは、持ち物への名前付けかもしれません。
昔なら手書きするしかありませんでしたが、今はスタンプとかシールとか手軽に使える便利なものがあります。
では、スタンプとシールを比べた場合どちらがおすすめなのでしょうか?それとも案外手書きが一番だったりするのでしょうか?
それぞれの長所と短所を考えてみました。その結果から見えた一番のおすすめとは…
幼稚園の名前付けはスタンプでOK?
幼稚園の持ち物や衣服への名前つけを考えると、一番便利に思えるのがスタンプです。なにしろペタペタ押すだけで済んでしまいますから。
シールや手書きと比べると一番手間いらずなんですよね。
そしてそんなスタンプには大きく分けて2つの種類があります。
一つは、50音のゴムシートが付属していてスタンプホルダーに自分で名前をセットして使うタイプ。
あと一つは、注文して作ってもらうタイプです。
一見、ゴムシートが付属しているタイプが便利なように思えますが、スタンプホルダーに一文字ずつセットすることになるので、どうしても凹凸が出来てしまいます。結果、綺麗に押せないんですね。ある文字がべったりしたり、別の文字が薄くて見えなかったりとか。
価格的には、注文したところで大差はありませんし、業者によっては注文するほうが安いケースもあるかもしれません。なので、もしスタンプを購入するのでしたら、業者に注文することをおすすめします。
それと、何本もセットになったタイプがあったりしますが、個人的には4号サイズのものが一つか、3号サイズのものと2つあれば十分だと思います。もちろん、たくさんあれば使い分けは出来ると思いますが、案外使うものは限られます(。-`ω´-)キッパリ。
それと、もう一つ注意していただきたいのは、スタンプ台が必要なタイプにするかと不要なタイプにするかです。これはよほどの理由がない限り、スタンプ台が必要なタイプをおすすめします。
「えっ?どうして?」って思いました?
確かにスタンプ台が不要なタイプの方が便利ですよね。それこそただペタってするだけですから。
では、どうしてスタンプ台が必要なタイプをおすすめするかというと、インクを自分で選択出来るからです。好きな色を選べる事ももちろん大きなポイントですが、一番大きな理由はスタンプする素材に応じてインクを変えることが出来る点なんです。
例えば、プラスチック素材にスタンプするときと布地にスタンプする時に同じインクだと上手くつかなかったり滲んだりすぐに落ちてしまったりするんですね。
でも、インクを用途別に変えることが出来ればそんな心配は不要です。スタンプ台を用途別に買う必要はありますし、スタンプする都度スタンプ台からインクを付着させる手間はありますが、結果的には時間と費用の節約になります。
ちなみに、プラスチックとか鉛筆とか紙とかなら「ステイズオン」というスタンプ台、布地なら「バーサクラフト」というスタンプ台がおすすめです。
幼稚園の名前付けはシールが便利?
「スタンプは便利かもしれないけど、消せないのが困る」
子供が何人もいたらそう思ってしまいますよね。園児服なんかはお下がりとして使いたいですから。
スタンプではなくシールならはがすことが出来ますし、クラス名を変えたりとか漢字にしたりとかの変更が簡単に出来ます。
ただ、その利点であるはがせることが欠点でもあって、はがしたいときにはがれるのではなく、はがれて欲しくないときにはがれることもよくあったりするのです^^;。
そして、スタンプのときと同じで、用途別にシールを変えないとそもそもくっつかなかったりとかも…
なので、ここでもどんなシールを選ぶかが重要なポイントとなります。
業者に頼むのか、シール台紙を買ってきて自分でパソコンで印刷するのか等々。
スタンプの場合は、業者に注文することをおすすめしましたが、シールの場合のおすすめはテプラです。あえてテプラと書きましたが、テープを用途に応じて変更できるラベルライターならテプラ以外でもよろしいかと思います。ブラザーのピータッチとかカシオのネームランドとか。
個人的に一番安心感のあるのがキングジムのテプラであることと、他メーカと比べて若干割高なことを除けば口コミの評判もいいことからテプラをおすすめした次第です。
用途別にテープを変える場合、お道具箱とかクレパスなら一般的なタイプ、お弁当箱とか水筒みたいに洗うものはテプラPROの強粘着タイプ、布地ならアイロンラベルがおすすめです。
なお、布地用にアイロン転写式のテープもありますが、転写にコツがいるのと、洗濯後にアイロンを当てると溶けてしまったりするので貼付けタイプのラベルがいいです。
ただ、貼付けタイプのラベルも案外剥がれやすいので、4隅を縫い付けておくのがベストです。
それと、どんなテープにも言えることですが、角からはがれてきやすいので、多少手間がかかっても丸く切ってから貼ることではがれにくくなります。
幼稚園の名前付けは手書きが一番?
「子供の頃お母さんが書いてくれた手書きの名前。愛情一杯な感じで大好きだった」
こんな記憶があるなら、手間なんて気にせず手書きにするのではないでしょうか。
字の上手い下手なんて関係ありません。そもそも幼稚園児はそんなことを気にしないでしょうし、お母さんが一生懸命書いてくれた文字に愛情を感じるのだと思います。
愛情云々を別にしても、一番融通の効くのが手書きなんですね。小さく書くことも大きく書くことも自由自在ですし、絵心があれば自分の子供だけのイラストだって書くことが出来ます。
しかも一番安上がり!油性のペンさえあればそれで事足りてしまいます。
ただし、一番手間がかかるのも確かですし、もしかしたら愛情を込めて一つ一つ手書きするのに数時間書けるよりも、その時間で子供とスキンシップを取るほうがよほど子供にとって嬉しいことかもしれません。
あるいは、毎日目にするお母さんの手書きの文字が、子供の心を癒やしているかもしれません。
なので手書きするかしないかはあなたの気持ち次第です。
まとめ
スタンプとシールと手書きそれぞれについて、長所やら短所やらを考えてみました。
その結果、私からのおすすめは布地ならばスタンプ、それ以外はシールです。要はそれぞれのいい部分だけ利用するって感じです。
布地にアイロンテープは縫い付けないとどうしてもはがれてきますし、水筒とかお弁当箱とか洗うものにスタンプだとやはり落ちてきてしまいますから、その欠点を補う形です。
ただ、手書きできるならばそれが一番だと思うのも本心です。実際、幼稚園の先生にとっても手書きが一番分かりやすいと好評みたいですよ。服とかハンカチとか布地の場合ですけど。
スタンプやシールのように機械的な整った字体だと、布地の柄とマッチしてしまって名前だと気づきずらいのだとか。
その点、手書きだとすぐに分かるそうです。
ただ、先生が名前を見て誰のものか判断しなくてはいけないのは年少の間くらいでしょう。年中にもなれば自分の持ち物はしっかりと分かるようになっているでしょうから、それだけで手書きにする必要はないと思います。
さて、あなたはどれにしますか?この記事が参考になったなら幸いです^^。