初詣に行ったらおみくじを引く。参拝した後の楽しみですよね。参拝よりもおみくじが目当てなんて友人もいましたが、おみくじは確かにわくわくするものです。
そんな楽しいおみくじですが、引いた後にどうしてますか。結んで帰る?それとも持ち帰る?
私は結果次第ですが、果たして正式な作法はあるのでしょうか。今回はそんなおみくじのあれこれについてお届けします。
初詣のおみくじは結ぶもの?
初詣に引いたおみくじ。大吉ならとても嬉しいですし、まかり間違って大凶なんて引いてしまったらあたふたしてしまいますよね。
では引いたおみくじをいったいどうするのかというと、縁起の良い結果だったら持ち帰って、縁起の悪い結果だったらその場で結びつけて帰る人が多いのだとか。実は私もそのパターンだったりします。
大吉なんかはもう何度見ても飽きませんし、それどころか見るたびにいいことが起こりそうでまさにお守り状態です。一方で大凶なんかはすぐに忘れてしまいたい。というか2度と目にしたくないので、無かったことにするために結んで帰るのです^^;。
でも、それは正しい作法なのでしょうか?
大抵の場合おみくじの結び場が設けられていますから、おみくじを結ぶこと事態は間違いではないと思うのですが、もしかして大吉であっても結んで帰らなければいけないのでしょうか?
調べた結果では、良いおみくじは持ち帰るとしている社寺が一般的でした。おみくじを結ぶのは良くない結果が出た場合で、加護を願いながら結びつけるとされています。神仏との縁を結んで守ってもらうわけですね。
ただし、それが正しい作法というわけではなく、結ばずに持ち替えるべきとする見解の社寺もあるんです。
初詣のおみくじは持ち帰るべきもの
初詣のおみくじは、その結果にかかわらず持ち帰るべきものとする社寺もあります。
その理由は「おみくじは神仏からの助言であるから、常に心に留めて戒めとするべき」とされています。実はそれ以外にも、木々が痛むのを避けるためという理由があったりしますが、もっともなことだと思います。
実は、おみくじというのは本来持ち歩くべきものという説もあるんですね。何故なら「神様や仏様の助言=加護の力」すなわちお守りだからです。
最近では、おみくじ入れなんかもあるようですし、普通にお守りをいただくよりも、おみくじ入れに引いたおみくじを入れてお守りにするほうがご利益があるかもしれません^^。
いずれにしろ、おみくじは吉凶だけで一喜一憂するものではなく、そこに記されている助言を真摯に受け止めて自分自身を戒めるよすがです。
悪い結果が出たときに結んで帰るのではなく、持ち帰ってお守りにすることで案外大吉に変わるものなのかもしれません。
よく言われるように「運気はこれ以上下がることはないからあとは上がるだけ」ってことですね。
初詣のおみくじの処分の仕方は?
日本人である以上、おみくじをゴミ箱へポイするなんて人はいないでしょう。罰当たりな気がして絶対に躊躇してしまいますよね。
引いたその場で結んできたならばともかく、持ち帰った場合のおみくじはどうやって処分したらいいのでしょうか?
(本来は返納と記すべきですが、あえて一般的な処分という書き方をしています。ご了承下さい)
実は正式な作法というものはありません。大きく分けると以下の3つに分かれるようです。
・返納してお焚きあげしてもらう
・自分でお清めして処分する
最初の2つについては、おみくじを引いたところでなくても構いません。ただし、神社で引いたなら神社へ、お寺で引いたならお寺へ返納してください。
自分でお清めして処分する場合は、白紙に包んで塩でお清めして捨てるのが一般的です。ただし、そうやってお清めしたところでゴミとして捨てることになるわけですから、個人的には前者の2つのどちらかをおすすめします。
まとめ
おみくじって吉凶よりも書いてある事のほうが重要なんですね。どうにも意味がとらえづらい言い回しですから、ともすると一読してお終いにしがちですが、しっかりとそこに秘められた真意を読み取りたいものです。
それが結果的に、大吉の運気を継続したり、大凶から運気が一気に上昇したりに繋がるのではないでしょうか?