親子水入らずでお祝するのもいいですが、おじいちゃんおばあちゃんを招いて大勢でお祝いするのもまた楽しいものです。
身内だけのお祝いですから堅苦しく考える必要はありませんが、メニューから手土産までおすすめをご紹介します。
初節句のひな祭りにおもてなしは必要?
「初節句のひな祭りだから、親子水入らずでお祝いしたい」
「初節句のひな祭りだから、おじいちゃんおばあちゃんを招いて一緒にお祝いしたい」
あなたはどちらのタイプでしょうか?
もしも前者のタイプであったとしても、実際に招いてみると案外楽しいものです。お祝い事って人数が多いほど賑やかになりますいし、それが気心の知れた両親ならばなおさらです。
ただし、一点だけ注意するべきことがあります。
両家のご両親の仲が良いならいっぺんに両方を招くのがベストですが、もしもあまり仲がよろしくないようなら、日を改めて別々に招くことをおすすめします。
せっかくのお祝いの席なのですから、楽しい雰囲気ですごしたいですよね。
そして、お招きするからにはちょっとした食事の用意も必要です。
仮に料理が苦手なのなら、「初節句だから娘と一緒に写真でも撮らない?」くらいの軽さで招いて、メインはあくまでも写真撮影って感じにするのも一つの手でしょう。
それならば食事はスーパーで購入したもので十分です。手料理を楽しむ会ではなく、初節句の写真撮影会なのですから。
ただ、やはりひな祭りにはひな祭り独自の食べ物がありますから、たとえ出来合いであったとしてもメニューには気をつける必要があります。
そして、いくら軽い感じで招いたとしても、孫の初節句であればお祝いは持参してくるはずですから、こちらでも手土産を準備しておくのが礼儀でしょう。親しき中にもなんとやらですね。
では、お祝いの食事はどんなメニューで、手土産はどんなものがいいのでしょうか?
初節句のひな祭りのメニューは?
絶対に外せないというか、ひな祭りならあって当然と思われる二品がこちらです。
・はまぐりのお吸い物
本来であればここであれこれとその由来について語るべきなのかもしれませんが、実はちらし寿司には由来がありません。きっと彩りが華やかなので定番になったのでしょう。
実際、あの彩りの華やかさはまさにひな祭りの食べ物って感じがしますよね。
次のはまぐりについては、わざわざ申し上げるまでもないでしょう。はまぐりはその一対しか貝がピッタリと合わないことから、一生そい遂げる素敵な相手を見つける願いが込められた縁起物です。
その他にも菱餅とかひなあられとか白酒がありますが、先程の二品が揃っていればお好みで大丈夫です。
それよりも、おじいちゃんおばあちゃんが喜んで美味しく食べてくれる料理を、あと数品用意するほうがいいと思います。
脂っこいものを避けて、煮物やサラダ系がいいかもしれません。少しおしゃれな感じにしたいなら、カナッペなんかはいかがでしょうか?
一口大に切った食パンやクラッカーにチーズやトマトやサラダを乗せるだけで、テーブルがとても華やかな感じになります。
初節句だと子供が食べられるものはまだあまり無いでしょうから、どうしても大人向けのメニューになってしまいますが、食事はおじいちゃんおばあちゃん用と割り切って考えて用意するのがベストです。
初節句のひな祭りに手土産は必要?
ご両親に手土産なんて必要ないと思うかもしれませんが、ここは絶対に用意しておいて下さい。
初節句でもあることですし、それなりのものを用意したいところです。
お赤飯とか紅白のお餅とかが一般的ですが、ひな祭りなのですから桜餅とかひなあられなんかが喜ばれるかもしれません。
そして、それとは別に娘の写真も添えましょう。
生まれてから初節句までの成長の記録みたいなミニアルバムをあらかじめ作っておいて、手土産として渡すんです。
もし当日に全員で写真を撮っていて、家ですぐ印字できるようならその写真も添えて。
これ、とても喜ばれます。桜餅とかお赤飯の手土産なんていらないくらいです。
ただ、渡してすぐ開かれてしまうと、玄関先が写真鑑賞の会場になってしまいますから「初節句までの成長記録だよ。帰ってから見てね」の一言は絶対に必要です。封筒に入れて糊付けしておくのもいいかもしれません。
この手土産はおじいちゃんおばあちゃんにとって宝物になるでしょうし、あなたにとっても子供にとっても同様でしょう。
初節句の素敵な思い出になることは、間違いありません。
まとめ
初節句のひな祭り。子供はまだ何も分からないでしょうが、ミニアルバムや当日の記念撮影なんかは、物心がついたくらいに喜んで見ることでしょう。
「こんな小さかったんだ!」「この時のこと全然覚えてないよ…」
赤ちゃんだった頃の自分を目の当たりにして、不思議そうに語り始めるかもしれません。
初節句のミニアルバムは是非とも作っておきたいところです。